ヨセミテ  クライミング記録2 2005年9月26日〜10月5日


終了点で今回のメインイベントのカシードラルをバックに杉坂さん。

と、私

北東方面にロイヤルアーチとノースドームを望む。

下降はここから裏側を歩いて20分程。

しかし、とにかくナットクラッカーは楽しい!!
グレード的には高くありませんが、クラックを無理なくつなげた自然なラインとビレイ点さえ撤去されているという、まさにクリーンクライミング(古いか?)といった感じの好ルート。

これを登れば誰でも岩登りが好きになるんじゃないの!
と思わせる程の大オススメルートです!!


帰りがけにエルキャピタンをみて帰ると・・・

たくさんのクライマーが・・・・。(NEW DAWNあたり?)

さらにはノーズにもたくさんのクライマーが!!

来年は絶対エルキャプ行くぞ!!と新たに決意しました!



3日連続で登ったので、翌日は休養も兼ねてミラーレイク方面にハイキング。
(渇水期なので干上がっているが・・・)ミラーレイクから見たハーフドーム。

いつかは登りたいワシントンコラム東壁。

ルートはもちろんアストロマン!! (中央影の部分あたり)

渓谷の中央にはマーセド川が流れていて風光明媚。

雰囲気は上高地の周辺にエルキャピタンやハーフドーム、ワシントンコラムやロイヤルアーチ。

さらにロストアローやセンチネルロック、カシードラルロックスといった名だたる壁が聳えている感じ。(う〜ん・・・・凄すぎる!!)


カリービレッジ付近から見たワシントンコラム(右)とロイヤルアーチ。

上ののっぺりした岩がノースドーム。


渓谷内は動物も多く、野鳥やリスやシカ、アライグマ(ピザ屋を荒らしていた・・・)や黒クマ(今回は会えなかった)などが普通にいます。

翌1日はミドルカシードラル(真ん中の大きい壁)のセントラルピラーオブフレンジーへ(写真中央の下部。5ピッチ・5.9)

1ピッチ目を登る先行パーティー。ここはツルツルで2ピッチ目のフィンガークラックも含め5.9とは思えない難しさ・・・(汗)

3ピッチ目を見下ろす。
(後続パーティーがハングを超えてハンドクラックに入ってきているところ)


ルート上から振り返るとエルキャピタンが・・・・(でかい!!)

終了点。思わず笑みが・・・。

懸垂下降の準備をする杉坂さん。

ここから隣のルートを
4ピッチの懸垂で取り付きへ。


取り付き付近から見たフレンジー。ここも楽しいオススメルート!

ルートは完結していませんが(上部はもろく現在あまり登られていません)、クラックを堪能できる5ツ星ルートです!!

2日は今回のメインイベントのイーストバットレスへ。
(11ピッチ/5.10C)
核心部手前の杉坂さん。バックはハイアーカシードラル。


7ピッチ目のビレイ点から。(相変わらずエルキャプがでかい!!)

ルートは壁の上部を横断するカットウォークを歩き、ハイアーカシードラルとのコル付近に出ます。写真はハイアーカシードラル。

カシードラルスパイヤーズ。下降はこの横のルンゼを懸垂2ピッチと歩きで2時間弱で駐車スペースへ。

ミドルカシードラルのイーストバットレスは11ピッチと長く
最初はけっこう気合を入れていましたが、ルートはとても
面白く、最後はこれでもか!というくらい楽しいクラックの連続!!

フットジャムのしずぎで足首が痛い・・・・。
しかしとても楽しいマルチルートでした。

最終日はフォーリーのグットブック(6ピッチ/5.10d)へ。

しかしながらアプローチピッチはクラックから草が生えていて脆く、砂でざらざら・・・・。おまけに上部からの自然落石もあり今回は中止に。

あたり前ですが、ヨセミテだからといってどこでも岩が固く、落石が全く無いわけではありません。
今まであまりに快適すぎて忘れかけていましたが、こうしたリスクもあることを改めて思わされました。

ピザ屋の横にあるバー。すぐ裏にも壁がある。。。。



               

 
とにかくヨセミテは楽しい!!

 今回はお天気にも恵まれ毎日晴れ続き!実質7日間という短い日程でしたが、とても楽しめました。

 1000m近い標高差のエルキャピタンからキャンプ場から歩いて2分のスワンスラブまで、難から易まで揃っているロッククライミングの百貨店といった感じがします。

 また渓谷内にはスーパーや登山道具店、シャワー施設もありキャンプ生活は快適!!の一言。

 来年も必ず来よう!!と杉坂さんと誓い、名残り惜しみながらヨセミテを後にしました。

                     梶山 宝伸 
   
        
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   2005年9月26日〜10月5日